いつもはノートパソコンばかり使っていたので気になっていなかったのですが、デスクトップパソコンで、Tera Term(テラターム)を起動しコンソール上でテンキー(キーボード右側の数字)を使用して数字を入力すると、正しく入力できないではないですか!
WEBで調べてみると、Tera TermのQ&A集に記載がありました。
キーボードの初期設定は VT100 のキーボードをエミュレートするようになっています。このためテンキー(数値キーパッド)のキーを押したときキーに書いてある文字と違う文字が送出されることがあります。VT100 キーボードのテンキーの機能を使用する必要がなく、テンキーを普通に使いたい場合は、キーボード設定ファイル KEYBOARD.CNF の[VT numeric keypad] の全項目を以下のように OFF にしてください。詳しくは、KEYCODE.TXT を読んでください。
VT100とは、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション社が1978年に開発製造したビデオ表示端末みたいで、かなり大量生産された端末みたいですね。ビデオ表示端末のデファクトスタンダードであったため、端末エミュレータでは、VT100の動作をエミュレートするものが多いみたいです。
まあ、この流れをTera Termも汲んでいたんでしょうね。
そのVT100とはキーボードの設定ファイルも違うだろうし当然の結果ですね。
それでは、普通のテンキーとして使えるように設定変更を行ないます。
KEYCODE.TXT の編集方法
設定変更は、直接設定ファイルを修正します。
設定ファイル:C:\Program Files (x86)\teraterm\KEYBOARD.CNF
*Windows7 Home Premium SP1 64bitの場合
「KEYBOARD.CNF」ファイル内の、[VT numeric keypad]セクションを修正します。修正はいたって簡単。Numx=XXとなっている所等を全てoffに変更します。
[VT numeric keypad]
;Num pad 0 key
Num0=82 → Num0=off
;Num pad 1 key
Num1=79 → Num1=off
;Num pad 2 key
Num2=80 → Num2=off
;Num pad 3 key
Num3=81 → Num3=off
;Num pad 4 key
Num4=75 → Num4=off
;Num pad 5 key
Num5=76 → Num5=off
;Num pad 6 key
Num6=77 → Num6=off
;Num pad 7 key
Num7=71 → Num7=off
;Num pad 8 key
Num8=72 → Num8=off
;Num pad 9 key
Num9=73 → Num9=off
;Ctrl + Num pad ‘+’ key
NumMinus=1102 → NumMinus=off
;Num pad ‘+’ key
NumComma=78 → NumComma=off
;Num pad ‘.’ key
NumPeriod=83 → NumPeriod=off
;Num pad Enter key
NumEnter=284 → NumEnter=off
;Num pad NumLock key
PF1=325 → PF1=off
;Num pad ‘/’ key
PF2=309 → PF2=off
;Num pad ‘*’ key
PF3=55 → PF3=off
;Num pad ‘-‘ key
PF4=74 → PF4=off
設定ファイル「KEYBOARD.CNF」の修正が完了したら、保存しましょう。
これで設定は全て完了です。
これで、テンキーで普通に数字が入力出来るようになったと思います。
設定は簡単なので、早めに修正しておきましょう。